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シーズンを終えた鈴木裕太選手にインタビュー(11月29日)

日本シリーズを制し「日本一」になった東京ヤクルトスワローズ!

優勝おめでとうございます。プロ3年目を終えた鈴木裕太選手にインタビューをしました。

 

 

━━日本一おめでとうございます。日本一が決まった瞬間は、鈴木選手はどこでなにをしていましたか?

優勝のその日(1127)は、僕たちは練習でした。その後寮に居て、最初はみんなでご飯を食べながら試合を観ていました。試合の時間が思ったより長くなったので、最後は部屋でテレビを通して優勝の瞬間を観ました。優勝は、本当に嬉しいです。

 

 

━━今年1年を振り返って

冬の自主トレを経て、キャンプイン時は凄く良い調子でした。キャンプ途中からは疲労もあり、想うような投球が出来なくなりました。その状況が長く続き、シーズンの前半戦はとてもきつかったです。中盤くらいからは、自分で考えてフォームも意識して出来るようになり、調子もあがってきました。結局、今年1軍にあがれず悔しい気持ちはありますが、自分自身で考える事も出来るようにもなり、充実した一年だったと思います。

 

 

━━「中盤から自分で考えるようになった」きっかけを教えてください

フォームがわからなくなり、様々な事を取り入れました。でもそれは、自分で理解して行動に移したわけではなかったので、尚更迷うようになりました。

シーズンの中盤あたりに「これではいけない」と感じたので、考え方を切り変えました。もともと自分自身で考えて理解して、それを自分に取り入れるタイプでここまできたことを思い出した感じです。以前の投球フォームを何度も見てフォームを確認したり、投球動画を撮影しそれを自分で見て考える。このやり方に切り替えてから調子を取り戻してきました。

 

 

━━来シーズンに向けて、チームの中で自分がこうしていきたい

シーズンの後半はフォームも安定し、自分なりには良かったと感じています。フェニックスリーグも全試合0で抑えられたのは自信に繋がりました。今の状況を継続はもちろんですが、まだ肩回りの硬さとか、体の使い方で気になるところがあるので、しっかりと練習していきます。そして、自分自身の目標として来年は1軍にあがり、応援してくださるみなさんに見ていただけるようになりたいです。

 

 

━━夢描いていたプロ野球選手になってみてどうですか?

「思っていたのと違ったな」と少し感じています。練習が厳しいのは予想通りでした。そこではなく、プロの世界は本当に厳しいという現実を今感じています。

高校当時は、練習をやればやるほど身について成長が実感できました。でもプロに入ってからは、もちろん周りの選手の皆さんのレベルの高さもあると思いますが、自分の成長を感じるよりも「負の結果」を感じやすい。プロ野球選手になってみて、自分自身にどれだけ集中できるかが大事なんだなというのも今は感じています。

 

 

━━最後に一言お願いします

今年も応援本当にありがとうございました。今シーズンは、防御率も去年よりは良かったので、来年は、今年以上に自分自身と向き合い、意志を貫ける選手として、努力し成長が出来るように頑張ります。そして来年は1軍で投げる姿をみなさんに見て欲しいです。